コミュニケーションの取り方は
ほとんど、癖です。
言い方の癖、つまり口癖ですね。
今は、録音も録画も簡単にできるので、
自分の話し方を、自分で聞く事ができます。
「えーと」とか、「うーんと」が多いなと
昔、自分の話し方を聞いて思い、
聞きづらいから、結構一生懸命直そうと
した経験があります。
さて、もう少し深く
口癖がどうやって作られるのかを
考えてみると、
そこには、感じ方の癖があることに気づきます。
〇〇と言われると、悲しくなる、
〇〇と言われると、ムカッとくる、
〇〇と言われると、やる気が出る、
同じことを言われても、実は人によって
感じ方は様々です。
でも、その人にとっては
常に同じ感じ方をしているはずです。
これが感じ癖です。
こんなこと言われたら、誰だってムカッとくるでしょ、
と言う人がいますが、
いいえ、誰だってムカッとくるわけじゃありません。
あなたにとって、その言葉は
小さな怒りを引き出す刺激かもしれないけれど、
ある人にとっては、悲しみを引き出すかもしれない、
また、別の人にとっては、やる気を引き出すかもしれない。
その感じ方の癖が
実は言葉に出ています。
ところが、意外に私たちは、
自分の感じ癖を知らないのです。
昔、アサーションなど知らなかったころ、
いわゆる、パッシブタイプの人が
モゴモゴとはっきりしない言い方をしているのを見て、
私は、よく「だからぁ、どっちなの?」などと
言ってたなぁ、と思い出します。
「だからぁ~、」というのが当時の私の口癖だったことも。
今、思うと、パッシブな人の言い方に
イライラを感じ、その気持ちが「だからぁ~」に
現れていたんだな、と思います。
パッシブなタイプの人が
言いたいことをはっきり言えない理由が分かってからは、
その「だからぁ」は、かなり減りました。
感じ方の癖というのも、
変化するものです。
自分とは異なる相手の言動に
不満や怒りや、または屈辱を感じたりするなら、
それが、いつもの感じ癖ではないか、と
疑ってみることも大事です。
〇〇さんなら、どんな感じ方をするだろう、と
ちょっと、想像してみるのもいいかもしれません。
感情を否定することではなく、
いったん受け入れます。
そのあとで、いつも同じ感じ方だなと思うなら、
それって、私の感じ癖なのかな、と
疑ってみてはどうでしょう?
感情は、無意識からのメッセージです。
何かに気づくきっかけになるかもしれません。
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