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あおり運転で賠償命令720万円!

あおり運転

暴力は肉体的にも精神的にも絶対NGの時代

昨日のニュースに
「あおり運転でうつ病に720万円賠償命令」というのがありました。

あおり運転、つまり妨害運転は
今年6月、一部改正された道路交通法によって、
罰則規定が創設されました。

他の車両等の通行を妨害する目的での
急ブレーキや車間距離不保持などの違反を行うと、
最大懲役3年、50万円以下の罰金、
運転免許の取り消しなど
厳正な取り締まりの対象となっていました。

この件は、あおり運転を受けた後、
信号で止まった時に、加害者は車から降り、

「出てこい」と言いながら、
被害者の車の窓ガラスをたたき
ドアを蹴ったりしたということです。

被害者はそのショックで眠れなくなり、
後方の車が過度に気になり、
次第に職場へも出勤できなくなり、うつ病と診断されました。

裁判官は、
「被告は恐怖を与える行為を行い、原告のうつ病は、このトラブルに起因する」
と、有罪判決を出しました。

2020年は暴力への法規制元年

今年4月の体罰防止法、
6月のパワハラ防止法、
そして、
このあおり運転の規制法が7月施行、

今年は、肉体的、精神的な暴力で人を傷つけることが
これほど明確に「罪」であることが、世に明らかにされた年、です。

しかしながら、
児童虐待も、イジメもパワハラ、セクハラも
そして今回のあおり運転も、
法律で罰せられるから、減るというわけではありません。

暴力の根っこにあるもの

イライラしたから、
ムカっと来たから、
ムシャクシャしていたから、など、
瞬時におきる感情に人は振り回されて
その怒りで他人を攻撃してしまう、

自分の感情の表現方法を
これまで学ぶ機会の無かった人たちは、

特に今年、コロナ禍で、
閉塞感の多いストレスフルな状況の中、
いとも簡単に暴力という形で、その感情を表してしまう。

犯罪までいかなくても怒りを人への攻撃に使い、人間関係を壊し、
その空気が、多くの人のメンタルヘルスに大きな影響を与えています。

そんな現実があちこちにある気がします。

心の筋トレ、どうして学校では教えないのでしょうか。心

感情の表現の仕方、
感情の取り扱い方、
感情が持つ大きな力、
そして
生きていく上で無くてはならない大切な感情という働き、

物の急激な発達に心が追い付いていない時代です。

心の健康を守るため、身体と同じように
心も日々の筋トレが必要です。

心の筋トレ、あなたは普段、何をしていますか?

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