元気塾Blog

「成長したい・サポートしたい」は根源的欲求

母と子

何のために成長したいと人は願うのか、
と質問されました。

かなり考えてしまいました。

あなたはどう思いますか?

いやいや、
別段、成長なんかしたくないし・・・
と言う声も聞こえてきそうですが、

私は長い間、
人をサポートしてきて
それが嘘だと知っています。

人は昨日の自分を乗り越えた、
と思えた時、

例外なく、
すべての人が喜びに満ち溢れます。

自分を誇らしく思ったり、
ただただ、涙ぐむほど嬉しかったり、
温かく満たされる思いに包まれたり。

しかし、何故なんでしょうか?

なぜ、人は自分の成長を
そんなふうに嬉しいと
感じるのでしょうか?

 

昔、こんなことを聞きました。

他の動物と違って、
人間だけが未熟で生まれてくる。
抱っこされたり
食べるものを与えられたりしないと
1日も生きてけない、と。

なるほど・・・

他の動物は生まれてすぐ
自分の足で立ち上がり、
母のオッパイのところまで歩いて行く。

人間の子どもだけが、これほど
超未熟な状態で生まれてくる、
ということは、
世話をされないと
生きていられないわけだから、

それでも生まれてくる、ということは、
世話をしてもらえること、
つまり、与えられることを無条件に信じているから、
生まれてこれるのだ、とも言えないでしょうか。

これって考えてみると
すごいことですよね。

赤ちゃんが生まれてくるということは
人間の愛を無条件に信じている、ということ。

何もできない裸の自分をこの世に晒して、
オギャーと泣き、自分が抱きしめられること
オッパイを貰えることを、本能的に信じている。

だとしたら、
意識するとしないとにかかわらず、

何らかの形で
世界に対して
もらったものを返していきたい、という

根源的な欲求があったとしても
不思議はないですよね?

それが誰かをサポートしたいとか
誰かを愛したい、
という気持ちにつながるんじゃないでしょうか?

そして誰かをサポートしたり
本気で愛するためには、
自分が成長する必要がある、
サポートできる力を持つ必要がある、
ということに、人は少しずつ気づいていきます。

それが自己成長を喜ぶ
本当の理由じゃないだろうか、
と、思ったのです。

人をサポートするには技術が必要だ
と、私は言っています。

思いだけでは伝わらない、
思いを伝えるスキルが必要だと。

でもその技術を学ぶ過程で
人は、自分のエゴや狭い認知や
恐怖や、様々な過去の自分を
乗り越える必要があることに気づきます。

そして少しずつ、
昨日の自分を超えようとし始めます。
そして一歩ずつ、前進していくことに
体中で喜びを感じています。

元気ライフサポーター講座を
やっていて、いつも思うのは、
この自分を成長させてゆくことへの
紛れもない喜びです。

人が人をサポートしたいという思い、
そのため自分が成長したいという願い、
それは、かなり根源的なものだなぁと
あらためて、感じました。

 

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