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発達障害児、8年で44倍増えた島

miyakojima

沖縄の宮古島、
美しい海に囲まれた南の楽園、
というイメージだが、
今、ここで異変が起きています。

全国平均をはるかに上回る勢いで、
発達障害児が激増している、というのです。

宮古島では、
自閉症、情緒障害など
特別支援学級に在籍する生徒数は
2013年度までは、ゼロでした。

2014年、6人、
その後急速に増加し、
2022年度には過去最高の265人に!

なんと、8年間で44倍も増えたことになります。

いくらなんでも、ちょっと変ですよね。

日本全国の数字を見てみると、
特別支援学級に在籍する生徒数は、
2014年度、8万1624人から
2022年度、18万3618人へと増加していますが、

その増加率は、2.25倍で
宮古島より、はるかに低いのです。

もちろん、メディアなどで言われるように、
発達障害に対する社会の認知度が上がり、
発達障害が発見されやすくなったことや、

診断基準が確立され、
これまでのグレーゾーンも、
発達障害となり、
統計上増えているように見えるが
実際はそれほど増えていない、という主張もあります。

しかし、この宮古島のケースは
住民はじめ、小児科医、教師らの多くが
それだけでは説明できないほど、
異常な増え方だ、と懸念を示しています。

そして、原因はもしかして、
地下水汚染にあるのでは、
という疑いが出ています。

今年5月、市内3か所で
水道水の検査をしたところ、
ネオニコチノイド系農薬の一種、
クロチアニジンと、ジノテフランが
検出されました。

ネオニコ農薬はこれまでにも、
メルマガでいろいろ書いてきましたね。

2014年から17年間で、
原因不明のミツバチ大量死という問題で
原因として、このネオニコ農薬が疑われたこと、

22年10月、宍道湖でワカサギやしじみが減ったのが
このネオニコ農薬が近隣の田畑で使われはじめてから、
という、大規模な調査報告が出たこと、など。

そうです、この宮古島でも、
ミツバチが減少していたのです。
養蜂家は、ミツバチの死は危険の前兆をしらせる
まさに「坑道のカナリア」だと警告しました。

宮古島市は今年8月、ようやく
「地下水保全対策プロジェクトチーム」
を立ち上げました。

目標値以内であることを理由に
対策を見送ってきた、これまでとは打って変わって、
「「目標値以下だから安心か、と言えば、
それは違う、農薬濃度がさらに下がるよう
取り組んでいく」
という姿勢を明らかにしたということです。

ようやく、ほんの少しずつ、
動きが出始めた、ということでしょうか。

それでも、農薬の使用量などについては、
まだまだ、手つかず、という状態です。

 

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