元気塾Blog

自分を変化させる本当の「力」とは

仕事猫

瞬間湯沸かし器のように怒る上司、
怒鳴られると頭が真っ白になり
反射的に、すみません、と謝ってしまう部下。

アサーション・トレーニングでは
前者をアグレッシブ、
後者をパッシブ、と言いますが、

これは生まれながらの性格ではなく、
私はパブロフの犬のごとく、
条件反射だと説明しています。

私達が取る行動の82.6%は
過去の習慣に従う、という考え方があります。

感じ方の習慣、
反応の仕方、
態度のとり方、
考え方の習慣、
行動のとり方、

これらを総称して「生き方」とも言います。

明るい人はいつも明るい
積極的な人はいつも積極的
おとなしい人はいつもおとなしい、

そんなふうにほとんどの場合、
その人の生き方はそんなに変わらない。

でも、中には
あれ? どうしたの?と驚くような変化を見せる人がいます。

数年、会わなかった友人と会ってびっくりした、ということ
あなたには経験ないでしょうか?

知人のお嬢さんがそうでした。
初めて会った時、彼女は18歳くらい、素直でおとなしい感じ、

あまり自己主張もしない
どこにでもいるような平凡な女性でした。

ニコニコと感じ良い笑顔を見せて、
ご両親のやっているお好み焼き屋さんを
毎日、手伝っていました。

それから10年くらいたち、
ひょんな事で再会。
異業種交流会みたいな席でした。

彼女はひときわ目立つ服装で
多くの人と名刺交換をしていました。

はじめは、その人が彼女だとは気づかなかったのです。
しかし、名刺交換をして
ちょっと特徴のある名前だったので、
あれ? と気が付きました。

もしかして、◯◯さん?
と聞くと、やはりそうでした。

でも話し方も立ち振舞いも全くの別人でした。

経営コンサルの会社を立ち上げ
代表取締役と書かれた名刺、
ゴージャスな名刺入れ、
8cmはありそうなピンヒール。

それから、少し話をしましたが、
自信に溢れた笑顔、
ちょっとコケティッシュな目線、

あのお好み焼き屋さんの
平凡な店員さんは
どこを探してもいませんでした。

彼女に何が起きたのかわかりません。

でもこんなふうに
変化の良し悪しは別として、
少なくとも、
過去の延長線上には生きていない人も
確かにいます。

考えてみると、
こんなことができるのは人間だけなのですよね〜。

 

動物も植物も、
すべて過去を繰り返し生きています。
同じように寝て食べて、
同じように花を咲かせ実をつけて、

同じように死んで、
同じように枯れて一生を終える。

ある日、突然、
目覚めて、今年は10倍くらいの実をつけようと
決意するリンゴの木はないでしょう。

ある日、突然、
毎日お世話になっているのも
申し訳ないからと
働き始める猫もいません。

 

唯一、人間だけが
このままでは嫌だ、
このままではダメだと感じ、

ある日突然、
自分を変化させようとすることがあります。

そして、実際に
変化させてしまう人がいます。

もちろん、ずっと変わらない人も
たくさんいますから、
それが、決して簡単なことではない、
と、私たちはなんとなく、わかっています。

でも、今の自分から
もっとなりたい自分へ
変化させることができる能力を持つ
唯一の生物なのだとしたら、

その秘密はどこにあると思いますか?

 

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