元気塾Blog

セルフトークから自分の「B」に気づく

ひとりごと

「私たちは物事によって
乱されるのではなく、
物事に対する自分の見方によって
乱されるのである」

これは哲学者アンリ・ベルクソンの言葉です。

物事に対する自分の見方、
まさにこれが「B」です。

対話力入門編で必ずお話している
「ABC理論」の「B」のこと。

価値観、
経験の意味付け、
無意識にある思い込み、
セルフイメージなど。

これらがあいまって
その人独自の「B」を作ります。
100人いれば、100通りの「B」がある
とも言われています。

ただ、私たちは普段
自分の「B」に気づくことは
あまりないかもしれません。

自分とは異なる「B」を持つ他者と出会い、
違いを感じ、対話を持ち、
もしくは衝突し、対立し、
その中から自分の「B」に
気づくことが多いです。

でも、それ以外にも
気づけるチャンスがあります。

それは、自分の感情です。

どちらかと言うと、
あまり喜ばしくない感情、
イライラ、怒り、悲しみ、寂しさ、
そういう感情が起きた時、

私たちは自分に語り掛けています。

「なんで、あの人たちはルールを守らないの?」
「どうしていきなり怒鳴るの?」
「彼はなぜ、優しくしてくれないの?」

私たちは、1日に5万回も
こんな語り掛け、セルフトークを
意識的に、無意識的に
自分へ投げかけていると言われています。

まさに、これが私の「B」を表しています。

ルールを守ることは当たり前だ、という価値観
怒鳴られることには耐えられない、
恋人は優しくすべきである、という思い込み、

「B」を変えることは至難の業だけど、
言葉を変えることはそんなに難しくはありません。

なぜ、あの人たちはルールを守らないの?
⇒ あの人たちのルールは何だろう?

どうしていきなり怒鳴るの?
⇒ いきなり怒鳴った背景は何があったのだろう?

彼はなぜ、優しくしてくれないの?
⇒ 彼の中で今、何が起きているのだろう?

ね、少し感情が変化しましたか?

言葉は不思議です。
特に自分に投げかける言葉、
セルフトークは、自分の感情に
大きな影響を与えます。

「なぜ」を「何」に変えてみるだけで、
どんな感情の変化が起きるか、
感じてみてください。

 

アサーティブコミュニケーションやABC理論に興味ある方は、こちらから

 

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