話を聞きたい、教わりたい人と
聞きたくない、教わりたくない人がいます。
前から不思議でした。
学生時代にこんな経験があります。
Aにわからないことを質問しようとすると、
一瞬ですが、不快な顔をされます。
え? そんなことも知らないのか、という顔。
教わることが、恥ずかしいという
引け目を感じながら、
教わっていた、という感じでした。
ところがBにわからないことを聞くと
Bはいつも目をまん丸にして
面白い手品のネタ明かしをする、
まるでいたずらっ子みたいに
楽しそうに教えてくれるのでした。
私はワクワクして、へ~~~そうなんだぁと
ただ、単純に新しい知識を味わっていた気がします。
つまり、極端に言えば
Aは私に劣等感を抱かせ、
Bには、一切そういう傲慢さがなかった、
その違いだったんだ、と今ならわかります。
もちろん、意識して相手に
劣等感を持たせようという人は
少ないと思います。
でも、無意識に表情や言葉で
それが相手に感じられてしまうのです。
なので、客観的に自分を見る必要があります。
生まれて初めて、
研修講師をしている自分の動画を見た時、
穴があれば入りたい!!
という心境でした。
なんと、えらっそうな!
というのが、とにかく第一印象だったのです。
しばらく、落ち込みましたが、
いつまでも落ち込んでもいられず、
自分の「えらそうな」と感じた部分を
ひとつひとつ、チェックしたのを覚えています。
言葉は、無意識に発していることが多いので、
変えるには、とにかく意識することです。
それも簡単ではないけれど、
それより表情を変える方が難しいかもしれない、
人が取ってくれた私の横顔のスナップ写真、
誰かの話を真剣に聴いている私の顔が
ビックリするほど、険しく怖かった!
その時、気づきました。
どうやら私は真剣になると
怖い顔になっている、という事実。
そんな風に少しずつ、
自分の言葉や表情を
修正してきたのです。
私は今、オンライン講師をしていますが、
受講生に劣等感を絶対持たせないこと、
これがどれほど大事か、
昔の経験を思い出して、
改めて、言葉にしてみました。
できるなら、愛のある言葉を
使っていきたいものですね。
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