Noと言えない日本人
これは欧米の人と比べて
よく言われることです。
自己主張しない日本人、
先日もオーストラリアで住む友人が
こんなことを言っていました。
自分の意見を言わないと
どんどん、会話のグループから
自然と外れていって、
取り残されて行く感じ、
正しいかどうかを考えている間もなく
何か発言しないと、
その輪の中にいられない、と。
人に迷惑をかけてはいけない、
控えめで
相手を立てることが美徳とされた、
長い間の日本の社会的風習が
自己主張しない日本人を
作ってきたのかもしれません。
3人に1人がNOと言えない
今も、
本当は嫌だけれど
Noが言えない、という人が
20歳代、30歳代の女性で、
約4割にのぼる、という
調査があります。
男性は年齢に関係なく
3割程度。
女性も50歳、60歳と年齢が上がるにつれて
NOが言えない人の割合は下がり、
ほぼ男性と同じ3割程度になります。
こうしてみると、
やはり女性の方が、
控えめであること、
周りの雰囲気を大切にすること、
他者を思いやること、
などを強要されてきた
と言えるのかもしれません。
karoshiはここから?
しかし、こういった傾向が
「Karoshi」という言葉まで生んでしまった、
となると、
どうなんだろうと考えてしまいます。
NOが言えず、死ぬまで働き、
最後は自殺してしまった
もと電通の社員、高橋まつりさんのことを
思い出します。
過労死が認められ、
労災認定が認められ、
もう5年が過ぎました。
彼女は
当時24歳でした。
家族思いの「良い子」だったそうです。
月に100時間以上の残業を
当然のように強いてきた
会社はもちろん問題ですが、
「良い子」であることを
暗黙のうちに強要してきた社会には
責任がなかったのでしょうか・・・
今回のコロナの出来事があって、
またたくさんの人が
心を病むことになりそうです。
人に迷惑をかけてはいけない、
人に感染させることになったら、
そういう過度な心配で
ストレス過多の人が増えていると聞きます。
どこかで
もうこれまでの日本的「良い子」は
見直す必要があるのでは・・・・
ふとそんなことを思います。
時代は、はっきりと変わってきている、
私たちの心のあり方も
それによって変えていく必要がある、
そうでないと、
自殺率世界トップレベルという汚名は
返上できそうにない、とも思います。
さて、心のあり方を
どう変えていけばいいのでしょうか。
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