自分がストレスだと感じている他者の言動に対して、
それをやめて欲しい、または
これをやって欲しい、というような要求を伝える、
というテンプレートがあります。
ストレスコーピング(対処法)の中のひとつです。
1.何に対してストレスを感じているのか?
どういう感情になるのか?を考えておく
2.状況を客観的に伝える、
3.I(私)メッセージで、自分の感情を伝える
4.変えて欲しい言動を簡潔に伝える
5.相手に確認をとる
こういうステップになるのですが、
この4番目の、変えて欲しい言動を
簡潔に伝える、というのが
なかなか難しいようです。
「なるべく早く、お返事をください」
「できるだけスマホ時間を減らしてほしい」
「もっと仕事は丁寧にやってくれ」
これらを「あいまい言葉」と言います。
日本語で大切にする「婉曲表現」とも言えるでしょう。
しかし、これでは伝わらないのです。
なるべく早く
⇒お返事はメール到着後2日以内にお願いします
できるだけ
⇒約束したとおり、スマホ時間は2時間以内にしてください
もっと仕事は丁寧に
⇒やって欲しい動作を具体的に伝える
これらの「あいまい言葉」は
具体的数字を出して、決めることからの
逃げになっていることがあります。
自分自身も「なるべく早めにお返事します」
というメッセージを出していませんか?
「2日後にお返事いたします」と
期限を自ら決めることへの恐れ、逃げがあるわけです。
自分に対してそういう姿勢であることが、
相手への要求も決められない、
「あいまい表現」を生むことになります。
結局、伝わらないメッセージを
積み上げるだけで現実は何も変わらない、
ということにもなりかねません。
「あいまい言葉」は、
日本人の美意識とも大きく関係があり、
これを全て、率直な表現に変えることは難しいし、
また、逆にギスギスした感じを生むかもしれません。
でも、ここはきちんと伝えたい、と思う時は、
意識して、率直な表現ができるように
なりたいものですよね。
アサーションは権利です、
義務ではない、と私は思っています。
あなたは、言うべき時には
率直な言い方ができますか?
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