久しぶりに聞きました、
「グリホサート」という言葉。
現在はバイエル社に買収された
モンサント社が、1970年に
ラウンドアップという除草剤を出しました。
このラウンドアップの主成分が「グリホサート」です。
日本でも1980年に農薬として登録され、
現在も使われている除草剤です。
さて、このグリホサート、
世界中で使われているわけですが、
発がん性の疑いが持たれて、
長い間、その安全性について
様々な議論があり、
現在も16万件に及ぶ訴訟が続いています。
(がんになった患者がバイエル社を訴えるもの)
さて、その安全性を証明したとされる
論文を掲載していた学術誌が
その論文の取り下げを発表した、というのです。
査読付き学術誌Regulatory Toxicology and Pharmacologyは
2000年公開の論文
「除草剤ラウンドアップとその有効成分グリホサートの
ヒトに対する安全性評価とリスク評価」の
掲載を取り下げたと発表しました。
この論文では、ラウンドアップは
人体に健康リスクをもたらさないと結論づけていました。
この論文が、ラウンドアップの安全性を示す
大きな根拠になっていたのですが、
今回、その論文の著者が
執筆の対価として
モンサントから金銭的報酬を受け取った
可能性を示す文書が出てきたこと、
執筆者に説明を求めたが、
回答がなかったことから、
今回の掲載取り下げ、という事態に至った
ということです。
現在、日本やアメリカ、EU、豪州など
多くの国で、グリホサートは安全であると
使用が許可されています。
その大きな根拠であった論文が
その信ぴょう性を疑われ、取り消されたということは、
今後、どんな影響を及ぼすのでしょうか。
2015年にWHO傘下の
国際がん研究機関(IARC)は
「ヒトに対しておそらく発がん性がある」との
見解を示しています。
科学者の倫理観、
いったいどうなっているんでしょうか、
科学者が倫理観を失うと
どれくらい多くの人に、悪影響を及ぼすか、
考えると、ゾッとします。
しかし、こういうこともある、
という知識は持っておく必要がありそうです。
もっと知りたい・気になる記事はコチラ















この記事へのコメントはありません。