参院選が終わりましたね。
与党が参議院でも半数割れ、
私の住む四国では、自民は一人も出ず、大敗、となりました。
少しずつ、政治の世界も
変ってゆくのでしょうか。
さて今、世界では安楽死を
法律上認める国が増えています。
2020年の段階では、
ベルギー
オランダ
スイス
アメリカ
ルクセンブルグ
カナダ
オーストラリア(ビクトリア州)
韓国
という国々でした。
イタリアも2019年には
法的には決まっていたが
実際に医師による
自殺幇助が行われたのは、
2022年6月のこと。
事故により12年間、四肢がマヒした状態だった
44歳の男性でした。
オーストラリアでは、
2022年5月、ニューサウスウェールズ州が
最後の州として
自殺幇助を合法とする法案が可決されました。
コロンビアでも同じ月に、
南米では初めて自殺幇助を容認。
ヨーロッパでも、
2021年、スペインで、
2022年1月、オーストリアで可決。
そして、2025年6月には、
イギリスの下院で
安楽死を選ぶ権利を認める法案が可決されました。
フランスでは、映画監督のジャンリュック・ゴダールさんが
スイスで自殺ほう助で亡くなったことをきっかけに、
2022年12月、自殺ほう助の是非を議論する
市民評議会がスタートしています。
そして今年5月、フランスの下院でも
安楽死容認法案が可決されました。
さて、これまでスイスだけは
自国以外の人の安楽死も認めています。
2022年、海外の登録者は1125人で
過去最高となったそうです。
もちろん、
「医師の診断書」
「自殺幇助を希望する動機書」が必要で、
審査基準は、この4点です。
1.耐え難い苦痛、
2.恢復の見込みがない
3.代替治療がない
4.本人の明確な意思がある
実は過去に日本人も一人、
この自殺幇助を希望して
安楽死を遂げています。
『安楽死を遂げた日本人』(小学館)
日本では延命治療をするかしないか、
というレベルの話で
とても信じられないことですが、
ベルギーでは安楽死が合法化された2002年から
毎年、約2000人が
安楽死で最後を迎えているそうです。
パラリンピックで金を含む
4つのメダルを獲得した
ベルギーの車椅子陸上選手、
マリーケ・フェルフートさんが
宣言どおりに
安楽死を遂げたのは、2019年10月、
享年40歳でした。
「安楽死という方法があったから、
活きる力が湧いてきた」と言った彼女。
その言葉どおり彼女は、
最後まで、夢を持つことを諦めなかった、
ランポールギーニに乗るという夢も、
活動で集めた資金で
同じような障害を持つ人を
支える仕組みも、次々と作ったそうです。
そして、
愛する人たちへ丁寧な別れを告げて、
みんなが「その時」を受け入れられるよう
十分な時間をかけて、
最後まで前向きに生き抜いた、と
ブリュッセル在住のジャーナリスト
佐々木田鶴さんが書いています。
自分の生を全うする、
そのための安楽死、
考えさせられました。
安楽死は認めないけれど、
死刑は認める日本、
ちなみに死刑を認める国は
日本、米国、中国、イランなど55カ国、
死刑を廃止している国は
ヨーロッパ諸国のほとんどの国、
カナダ、オーストラリア、ブラジルなど
144か国にも上るそうです。
死刑と、安楽死、
あなたはどう考えますか?
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