元気塾Blog

2020年は「暴力NG元年」

パワハラ

パワハラ防止法が2020年6月施行

7月に兵庫県芦屋市の幹部職員が、数年にわたる複数の職員に対して
パワハラがあったと認定され、停職1か月の懲戒処分とされました。

この問題を受けて、市は
ハラスメントの実態調査を行ったのですが、
その結果、職場でハラスメントを受けたと
回答した職員は163人(17.6%)でした。

ハラスメントを受けた後の対応は、何もしなかった、
相談したが何も状況は変わらなかった、
という答えが、最も多かったそうです。

事件となって、表面に現れるのはほんの一握りで、
まだまだ、ハラスメントを受けた側の我慢や、
泣き寝入りがほとんどなのか、と感じます。

伊藤市長は、
自分も含めた幹部職員の意識改革が必要だ、
と述べたそうですが、本当にそうです。

20世紀の意識から、21世紀の意識に、切り替える必要があるのです。

続々と出てくるパワハラ事件

地元、香川県から、消防隊員6人が懲戒処分になりました。

勤務中、同僚の隊員に対して、
大量の唐辛子を入れたカップラーメンや
期限の切れた乾パンを食べるよう強要、

仕事でミスをした際に土下座をさせていたことなど、
ハラスメント行為を繰り返したとして、
停職3か月、減給、戒告などの懲戒処分、
上司についても管理責任を問い、
厳重注意の処分を行った、と報じられました。

またか・・・という感じですが、

ハラスメント行為で処分される、
という事件は、今後もどんどん増えるのでしょう。

いえいえ、増えるのではなく、
これまで表に出ないだけで隠れて見えなかったことが
パワハラ防止法のおかげで、誰の目にも見えるようになっただけ。

ハラスメントは、やってはいけない、
と、広く周知されていくことは望ましいことだし、

そのためには、こういう事件が社会への警笛として
何度も表面化するのだろう、と思います。

コロナ禍で起きる差別と偏見

コロナ感染者や、医療従事者への差別も
現在、実際に37都道府県に設置された
相談窓口への相談件数が1076件、

中には、親族の葬儀への参列を断られた医療従事者、
クリーニングを断られた感染者などの例もあります。

東京都は、新型コロナウィルスについての
全国初の、罰則付き条例を出すとのこと。

感染が分かった後、出歩き、人に感染させたら罰金、
休業養成に応じなかった事業者がクラスターを発生させたら罰金など、
本気でこんな条例を作ろうとしているのか、と
私はぞっとしました。

世の差別に拍車をかけるようなものじゃないですか・・・

いろいろなところで、膿がじゅくじゅく出始めている、
人間の醜い部分が、
これでもか、と露になり、制裁を受け、

しかし、それに対する反作用も
きっと大きくなってゆく、

人間の持つ、本当に素晴らしい部分が
きっとその醜さを超えて、世界を変化させてゆく、

時代が大きく変わろうとしている気がします。

 

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