CAM補完代替医療
前回は、CAM(補完代替医療)について
日本独自のマタギ文化を例にあげて書きました。
明治16年「医師免許規則」と「医術開業試験規則」を
明治政府が出した時から従来の伝統医学がすべて、
否定されることとなった、ということも。
今日はこのCAM(補完代替医療)について
もう少し書きますね。
当初、CAMは末期がん患者とか、難病とか、
現代医学が治療不可能と認めた患者を対象とした
代替医療としてスタートしました。
しかし、今は現行の医療を補うという意味で
「補完」という言葉を付け加えました。
さらには、未病者に対する予防医学へと、
漸次、前倒しの方向へと進んでいます。
『代替医療 効果と利用法』 蒲原聖可著
から少し抜粋してみました。
WHOによると、
世界の健康管理業務の65~80%が
「伝統医療」による海外を見ると
インドのアーユルベーダ
イスラムのユナニ医学
ヨーロッパのホメオパシー
中国の中医学(漢方医学)など。
西洋医学以外の伝統医学が、実際にはまだまだ根強いことが分かります。
日本では2002年、
65.5%がなんらかの代替医療を利用、しかし、
代替医療について講座を持つのは
金沢大学、大阪大学の大学院のみ
つまり、
日本のお医者さんは補完代替医療について
ほとんど、何も学んでいない、ということ。
なので
サプリメントや他の方法について
医者に相談しても原則的に無駄、ということです。
ところが、
アメリカでは1997年、42.1%が利用、
しかし研究費は、
1992年200万ドルだったのが
2004年、1億1800万ドルへ、
これは
国立補完代替医療センターの予算である
すごいですよね!
国立補完代替医療センターがある、
ということ。
国が補完代替医療を認めている、ということですね。
日本では考えられない・・・・・・
日本統合医療学会は医療従事者のみ
ようやく2000年になって、
日本でも代替医療を現行医療に取り入れるべき
という考えの医者も出てきて
「日本統合医療学会」というのが出来ました。
ただ、その会員は医者、歯医者など
医療従事者のみ、ということになっています。
うーん、どうなんでしょうね??
西洋医学の「方法論」で
代替医療とか伝統医療をぶった切って
いったい何が見えてくるのでしょうか?
あなたはどんなふうに感じますか?
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