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閉経したら卵巣は用済み?

卵巣

さて、今日は「卵巣」の話。
女性は、閉経を迎えると、卵巣から卵子が排出されなくなり、
女性ホルモンの分泌も大きく減ります。

更年期障害など、人によっては
大きな影響も出ますよね。

私たちはこれまで、なんとなく
「卵巣は、生殖の役目を終えたら、あとは終わり・・・」というような
イメージを持っていました。

ところが2026年6月、
ちょっと面白い研究が出ています。

アメリカの研究チームが
マウスの卵巣を、若い時期から
生殖機能を終えた時期まで調べたのです。

すると、年齢を重ねた卵巣では、
単に卵子を作る機能が衰えていくだけではなく、
組織そのものが大きく変化していました。

特に目立ったのが、免疫に関係する細胞。
T細胞やマクロファージなどの免疫細胞が入り込み、
卵巣が「免疫に似た性質」を持つようになる可能性を
示しています。

これって、すごくないですか?
もちろん、マウスの話だけど、
人間はどうなっているんだろう?
とっても、興味が湧いてきました。

以前に胸腺のことでも似たような記事があったのを
覚えています。

胸腺って、胸の中央あたりある小さな臓器で
T細胞の教育機関というように教えられていました。
ところが胸腺は思春期以降、ドンドン小さくなり、
最後は消滅してしまいます。

なので成人の胸腺は、
さほど重要な役目がないのでは、
と、思われていた時期があります。

心臓や甲状腺の手術の際、
一緒に胸腺も摘出することもあったそうです。

ところが2023年、ハーバード大学の研究チームによると
胸腺を摘出した成人では、胸腺を残した人と比べて、
5年以内のがん発生:7.4% vs 3.7%
20年間の死亡リスクも高い
自己免疫疾患のリスクも高い傾向
との結果が出ました。

紹介したメディアのタイトルが、
「胸腺は、成人では“細胞の墓場”にすぎない?
……いや、そうでもないかも?」

というものだったそうです。

これ、今日の卵巣の話と通じますよね、
不要なものだと決めつけていたものが、
じつは、生涯を通して人間の体に
何らかの影響を与えている! かもしれない。

ふと、その時、
「盲腸」のことを思い出しました。
あれも、不要な臓器だからと、
盲腸炎が起きると手術するのが当たり前、でした。
私も、小3の時、手術をしました。

でもなんと、今では、
盲腸も「無用の臓器」とは
考えられていないそうです。

虫垂にはリンパ組織が豊富にあり、
腸内細菌の生態系に関係したり、
腸内細菌の「避難所」のような役割を
持つ可能性が研究されているそうです!!!

わお~、です!!

「なくても生きていけること」と、
「何の役にも立っていないモノ」かどうかは、
全然、別の話なんですね。

もしかしたら、
人間の体って、本当にもっと深い意味があって、
しかも、私たちはそれを知らないでいるだけ、
なのかもしれません。

もう今は用済みだと思っていた卵巣に
ちょっと、感謝の気持ちを持った朝でした。

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