面白そうなニュースが飛び込んできました。
8日の読売新聞ニュースです。
”高血圧・脂質異常症・胃潰瘍、地域ごとに異なる
「使用が推奨される医薬品」リスト作りを国が推奨”
厚労省は今年度、「地域フォーミュラリ」と呼ばれる
各地域で推奨医薬品のリストを作ることに
本腰を入れる、というニュースです。
推奨医薬品リスト?
つまり、各医師が最新のデータに基づく
安全性と有効性に優れた
なおかつ費用も考慮した標準モデルを
選びやすい仕組み、ということです。
安全性と有効性はいいとして、
費用を考慮、というところ、
つまり、率直言うと
同じ効能なら、より安価な後発品を選びやすくする意図。
これは以前から医療費削減のため
ジェネリックの使用割合いをあげようという
国の方針の延長です。
後発品への切り替えが進むと、
高血圧、脂質異常症、糖尿病の薬剤を
全国で3100憶円減らすことができる、
との試算があります(健康保険組合連合による)
現在、後発品のシェアは
数量ベースで88.8%、金額ベースで68.7%です(2025年9月時点)
国が第4期医療費適正化計画で掲げた
「2029年度末までに、全国の都道府県で
数量シェア80%以上、金額シェア65%以上」
という目標を、4年前倒しで達成した形です
さて、費用以外のメリットとしては、
少量多品目構造からの脱却、
医薬品の管理、流通の安定、迅速化
地域によって専門医が不在のケースでも
安全性・有効性が担保される、などです。
しかし、各医師の自由な判断・選択の範囲は
狭まることになるかもしれません。
もちろん、この推奨医薬品リスト=地域フォーミュラリは
義務ではありません。
オプションという形で
掲載されない医薬品を使うことは可能
とは、なっています。
とは言え、推奨リストができれば、
医師の選択に一定の影響を
与えることは考えられます。
さて、現在今年2月の時点で、
18都道府県の30地域で
実際に地域フォーミュラリが作成されています。
今年2月は診療報酬改定で
新たにフォーミュラリ策定を促す要件が
組み込まれています。
新しく地域支援という名前で加算が3つできています。
詳しくは上げませんが、その加算には
「取り扱う医薬品の品目について
関係各機関と情報共有や事前合意に取り組むことが望ましい」
という項目が入りました。
まだ義務ではありませんが、
地域フォーミュラリを作りましょうという入り口になっている、
ということですね。
製薬会社はこの動きをどう見ているのか、
大手先発メーカーは、
これ以上にジェネリック(後発品)へ移ると
売上が下がることを当然予測しています。
そして、新たに出す予定の新薬の普及に
ブレーキがかかることを恐れています。
後発品メーカーはというと、
売上があがる品目もあるけれど、
似たような効能効果の薬品は整理され、
統合される恐れがあるわけで、
これもなかなか、楽観はできないという状況です。
こうしてみていくと、
今回の「地域フォーミュラリ」って
いったい、誰が何のために、推し進めているのか、
誰のための制度なのか・・・・
一応、「医師会・歯科医師会・薬剤師会」などが
中心になって、決めるということになっています。
うーん・・・
治療法や医薬品を選ぶという中に
私たち患者(市民)は含まれていないのか・・・
標準リスト化というのは、
一律化、効率化、
個々の事例で考えることの省略化、
ということなのではないか、という疑念。
ちょっと、危険アラームが鳴り始めたような気がします。
あなたはどう思いますか?
もっと知りたい・気になる記事はコチラ














この記事へのコメントはありません。