ある受講生さんとの話。
「声かけって、難しいです」
うん?
何が難しいの?
今、忙しいかな、とか
こんなこと言ってもいいのかな、とか
褒めたつもりだったのに、嫌な顔された、とか、
要するに何を言えばいいのか、わからなくなって、
業務上必要かつ大事なこと以外は
言えなくなるんです、と。
なるほど~~~
実際にそういうアンケートがあります。
電通PRコンサルティングでの調査です。
「職場での声かけが難しい」と感じる社員のうち、
20代の半数以上(55.8%)が「上司」に声をかけづらく、
管理職の6割以上(61.9%)が「部下」に声をかけづらい、
どちらも、半数以上、声かけムズイ、と
感じているわけです。
なぜ難しいと感じるのか、
これって、こんな声かけが良いです、という
正解がないことが問題かもしれないと思いました。
最近、ノイズハラスメントというのが
あるそうです。
キーボード叩く音、ボールペンカチャカチャする音、
くしゃみ、鼻水すする音や貧乏ゆすりなど
気になる人はものすごくストレスになるそうですが、
気にならない人もいる、
また、不意な話しかけ・中断が
仕事のパフォーマンスを下げるという調査もあります。
声かけして欲しい人と、今は仕事に集中したい人がいる、
つまり人によっても、その時々の状況によっても
どんな声かけがいいのか、
いや、声かけそのものをしないほうがいいのか、
本当にケースバイケースなんだな、と思いました。
ノイズハラスメントに対する対策として、
耳栓をして、聞かないようにするとか、
これ、迷惑ですか?と聞くとかあるのですが、
他には、ノイズをマスキングするための
小さなBGMを常時社内に流すとか、
席を自由にして、
集中したい時は、離れた席を選べるようにする、
というのがあったんです。
これ、いいなぁ、と思いました。
コロナ以降、人とつながることの大切さを言うあまり、
人と離れて過ごしたい人の気持ちには
案外、無頓着だったのではないか、とも思いました。
良い声かけをトレーニングすることも
大事かもしれないけれど、
声かけされたくない人の気持ちを尊重することも大事、
そのためには、本人が今の自分に最適な距離をとれる
環境つくり、これ本当に大事かもしれませんね。
「集中したいから、話かけないでね」ゾーンを作り、
仕事書類やパソコンもって、そのゾーンへ移動する、
数時間たって、そこから戻ってきたら、
お疲れさん、と声かける、とか。
繋がりって、もちろん大事だけれど、
離れて一人の時間を持つことも大事、
どちらも自分で選べる環境があってこそ、
繋がれる時間が、
より大切なものになる、
そんな気がしてきました。
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