元気塾Blog

医師より役者が・・・

コンチネンス

面白いもの見っけ!!

OibokkeShi

オイボッケシと読むそうです。

こういう名前の劇団が岡山県で2014年に誕生。
「老い+ボケ+死」の意味だそうです。

発起人の菅原直樹さんは俳優でありかつ介護福祉士。
彼は、お年寄りほどいい役者はいない、
と言います。

なるほど・・・

たしかにそうかも。

80年、90年と生きてきてそうでないと表せない
ものすごい豊かなものがそこにはある、と
人生の衰えとか悲しさをポジティブに変換する視点ですね。

三重県津市、私の故郷でもワークショップが・・

知りませんでした。2017年からなんと私の故郷、

三重県津市の三重県文化会館ってとこで・・・・
(わー、とっても懐かしい!!!)おいぼっけし
彼は、3年間のプロジェクトをやっていました。

「老いと演劇のワークショップ」

今ここにいることを共に楽しむための
コミュニケーションワークショップなのだそうです。

今ここを楽しむ、そうですよね。

介護の現場にいたら
毎日できないことが増えてゆくお年寄りと

どうやって何を希望に寄り添えばいいのか・・・。

ケアマネとの会議では常に介護目標とやらを聞かされますが
虚しいものをいつも感じていました。

介護目標って達成できたためしがない・・・

っていうか、
毎日、できないことが増える
毎日、昨日はできたことが
できなくなる、そんな毎日。

私は母を見ていてこう思います。
ただ今、この瞬間を
笑って、笑い合っていたい、と。

最後はそこへ行き着きます。

今日も笑えた良かった、と思って帰ります。
いつからか
その材料を
探すようになりました。

コンチネンスの歌

谷川俊太郎さんのコンチネンスの歌も、その一つ。

赤ちゃんははればれとオシッコします〜〜♪
赤ちゃんはおおらかにウンコします〜〜♪

コンチネンスの歌

という歌なのですが
これを歌ってあげると母が笑うのです。

オシッコしたいけれど出ない〜!!
と苦しむ時、
ウンコしたいのに、トイレ行けない!!
と泣く時、

この歌を歌ってあげると少し笑うのです。

介護者は役者になるべきだという菅原直樹さんの言葉が
なんとなく体にすーっと染み渡るような気がしました。

医師や看護師よりももしかしたら、
役者でも、
歌手でも、
絵描きでも、
そんな人がそばにいるといい、
そんな気がしたのです。

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